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今回は、梅雨の時期に多くの人が悩む「エアコンの冷房と除湿、どちらが電気代を抑えられるのか?」の疑問について解説します。

梅雨の節電「除湿のほうが安い」は本当? エアコンの電気代、知...の画像はこちら >>

※写真はイメージです



2026年6月を迎え、本格的な梅雨シーズンとなりました。連日の雨や高い湿度の影響で、室内にいても蒸し暑さを感じたり、部屋干しの洗濯物がなかなか乾かなかったりと、不快に感じる日も増えています。

そんなとき活躍するのがエアコンですが、「冷房」と「除湿(ドライ)」のどちらを使えば快適で、なおかつ電気代を抑えられるのでしょうか。

結論から言うと、どちらが安いかは、自宅のエアコンの除湿方式や運転条件によって異なります。

なので「除湿のほうが必ず安い」「冷房のほうが安い」などと一概には言えません。

■電気代の安さは「除湿の種類」で変わる

エアコンの除湿機能には、主に「弱冷房除湿」「再熱除湿」があります。

メーカーによっては独自の除湿方式を採用している機種もありますが、基本的な考え方としてはこの2つを知っておくと分かりやすいでしょう。

一般的には、「弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿」の順で電気代が高くなる傾向があるとされています。ただし、実際の消費電力は機種や室温、湿度、設定温度、部屋の広さなどによって変わります。

それぞれの特徴を見てみましょう。

・弱冷房除湿(電気代:冷房より安くなる傾向)

空気を弱い冷房運転で冷やし、水分を結露させて取り除く方式です。


室温を少し下げながら湿度を下げるため、消費電力は冷房より少ない傾向があります。ただし、室温も下がるため、気温が低い日には肌寒く感じることがあります。

また、利用環境によっては冷房との電気代の差が小さくなる場合もあります。

・再熱除湿(電気代:冷房より高くなる場合がある)

空気をいったん冷やして湿気を取り除いたあと、エアコン内部で適温まで温め直してから部屋に戻す方式です。

室温をあまり下げずに湿度だけを下げられるため快適性が高い一方で、空気を温め直すための電力が必要になります。そのため、冷房よりも電気代が高くなる場合があります。

■わが家のエアコンはどっち? 使い分けの基本

まずは取扱説明書やメーカーの公式Webサイトなどで、自宅のエアコンがどの除湿方式を採用しているか確認してみましょう。

① 弱冷房除湿の機種の場合

梅雨時の湿気対策では、除湿運転を活用することで冷房より電気代を抑えられるケースがあります。

ただし、室温も下がるため、寒さを感じる場合は設定温度などを調整するとよいでしょう。

② 再熱除湿の機種の場合

電気代を重視する場合は、27~28℃程度の冷房運転を利用したほうが経済的なケースがあります。

一方で、梅雨寒の日や「部屋を冷やしすぎたくないけれど湿気は取りたい」という場合には、再熱除湿が役立ちます。

■今すぐできるエアコン節電テクニック

・風量は「自動運転」にする

電気代を気にして風量を「弱」に設定し続けると、目標の温度や湿度に到達するまでに時間がかかることがあります。


自動運転なら、最初は効率よく運転し、快適な状態になった後は自動で出力を抑えるため、結果として効率的な運転につながりやすくなります。

・サーキュレーターや扇風機を併用する

エアコンと併用して空気を循環させることで、部屋全体の温度や湿度のムラを減らせます。

冷気や湿気が偏りにくくなり、エアコンの効率向上にもつながります。部屋干しの洗濯物を乾かす際にも効果的です。

■梅雨の節電で大切なのは「機種を知ること」

梅雨のエアコン利用で大切なのは、「冷房と除湿のどちらが安いか」を一律に考えることではありません。

自宅のエアコンがどの除湿方式を採用しているのかを把握し、その日の気温や湿度に合わせて使い分けることが、快適さと節約の両立につながります。

弱冷房除湿なら除湿を上手に活用し、再熱除湿なら冷房との使い分けを意識する――。エアコンの仕組みを知ることで、ジメジメした梅雨シーズンをより快適に過ごせるかもしれません。
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