反田「確かに周りからも落ち着いてるとは言われます。ロシアでは通学路でピストルを向けられたりする先輩もいましたし、僕も何回か死にかけました。1回めは軽く車に轢かれて、2回めは寮のなかでタクシーの運転手さんに刃渡り40センチくらいの湾曲したナイフを首元に突きつけられました。『お金が無いんだ』って言ったら帰って行ったので、結構純粋(な強盗)なんだと思います」

茂木「普通に世間が思い浮かべるエリートピアニストとは全く違う道を歩んできたんですね。今後の予定は?」

反田「自分自身も何が起こるかわからないと思ってます。モットーとしているのが、その日練習した最後の音に悔いがないように、明日死んでもいいように練習すること」

茂木「カッコイイな~。今後いわゆる名前が通った国際コンクールに出る予定はあるんですか?」

反田「将来30年後くらいまでのプランがあるんです。そのひとつとしてチャンスがあれば受けたいです。そのときは自分に新しい壁が来ると思うので、準備期間を見据えて挑戦したいです」

ピアニスト・反田恭平のモスクワ音楽院時代のエピソードがすごい!


茂木「ショパン国際ピアノコンクールやチャイコフスキー国際コンクールのような有名なコンクールで優勝というルートもいいけど、反田さんは全然違った何かを見せてくれるんじゃないかという期待があります。ちなみにその髪型はどういう主張が?」

反田「モスクワに行ってから長髪になったんですが、僕らがロシア人とウクライナ人、ベラルーシ人の差を見分るのが難しいように、彼らも中国人と韓国人、日本人の顔はほとんど一緒に見えるんです。ステージに出たときに何かしら印象に残る容姿が良いと思い、一応日本出身なのでサムライをイメージしています。効果はあったんですよ。『あのサムライっぽい……名前はわかんないけど』って言われたり(笑)」

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