自転車メンテナンスの“イメトレ”をするパーソナリティの野島裕史
◆ロードバイクに乗る前に…最低限チェックしておくべきこと
野島:メンテナンスについては、今までも話したことのある内容ではあるのですが、今回は少し角度を変えて、この話題に触れていきたいと思います。
まずは、自分でどの程度メンテナンスするかということ。これは確かに悩みますよね。自転車は、軽車両という公動を走る乗り物なので、本来、自転車安全整備士の免許を持っている専門家が、整備・メンテナンスをおこなうべきなんですね。
理想的には、メンテナンスは乗るたび、もしくは月に数回以上はおこないたいところですが、現実問題として毎週、毎月、自転車ショップに持って行って(不備がないかを)見てもらうのは難しい気がします。
なので、ある程度は自分でできたほうがいいのはもちろんです。これは車もそうですよね。毎回(乗るたびに)整備士に見てもらうわけにもいきませんし、車道を走る際、毎回、整備士に見てもらってから車に乗る人はいませんよね。
でも、車の運転免許を持っている人は、「車に乗る前に必ずチェックしましょう」と言われましたよね。ウインカーや前照灯、ブレーキランプなどがちゃんと点くか、燃料はしっかりと入っているか、エンジンオイルやウォッシャー液、(タイヤの)空気圧のチェックなど。自分でもできる範囲でやりますし、そういったところは自転車にも当てはまるんじゃないでしょうか。