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中国は12月1日(火)、安全保障に関わる製品などの輸出規制を強化する新たな法律「輸出管理法」を施行しました。アメリカ政府からの圧力に対抗する狙いがあるとみられていますが、日本企業への影響も懸念されています。
◆中国「輸出管理法」施行で米制裁に対抗
鈴村:これは、どのような法律ですか?
宇佐美:現時点では、詳細を含めた全体像は見えていないのですが、“戦略上重要な特定の管理品目について、特定のユーザーに対する輸出を禁止・制限する形で管理を強化する法律”ということです。
ただ、おそらくはアメリカの輸出管理規則、通称「EAR(Export Administration Regulations)」をコピーしたような法体系になると考えられています。
アメリカのEARはすごい強力な法律で、違反をするとアメリカ政府の制裁の対象となり、最悪の場合、アメリカとの輸出入が不可能になって、アメリカ製品の技術が公式に使えなくなります。