環状七号線の真下の異次元空間を撮影すると…

環状七号線の真下の異次元空間を撮影すると…
金子恵美元衆院議員

 東京都大田区の平和島を基点として、世田谷区や杉並区、練馬区、北区、足立区、葛飾区などを経由し、江戸川区の臨海町まで至る環状七号線(東京都道318号)の地下部分に、巨大なトンネルがある。

 この施設は「神田川・環状七号線地下調節池」(中野区野方~杉並区和泉)と呼ばれている。台風などの大雨によって多発していた神田川中流域の洪水を防ぐためのものだが、あまり知られていない。先日、特別な許可をもらい、この施設の内部に入ることができた。

 入り口は、善福寺川取水施設(杉並区)にある。受け付けを済ませ、職員によるレクチャーを聞いてから、同施設に設置されているエレベーターに乗って地下43メートルまで降り、そのすぐ前にあるハッチをくぐってトンネルを150メートルほど進み、環七の真下を南北に貫いている地下調節池まで来ると、そこにはまさしくSF映画に出てくるような光景が広がっている。神田川の容積の何倍もの大空洞だ。街をひとつ造れそうなほどの巨大な空間で、環七の真下にこんなところがあるとは驚きだ。

 この地下調節池の内径は12・5メートル。「このライトは約1キロ先まで光が届くんです」(東京都建設局第三建設事務所職員)という特殊な懐中電灯で照らされた地下調節池は、異次元空間そのものだった。

 神田川・環状七号線地下調節池は、神田川や善福寺川、妙正寺川からあふれそうになる水を流入させるための役割を担っている。一度、そこにためられた水は、川の水の量が減ってから再び川に戻される。貯留量は約54万立方メートル。トンネルの総延長は4・5キロ。総事業費は約1030億円。現在、同調節池は石神井川区間(練馬区高松~中野区野方)が掘り進められている。

 善福寺川取水施設では、不定期で、一般の見学が行われている。環状七号線の真下に異次元空間があることにビックリさせられる。

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2018年5月29日の社会記事

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