日大とのスピード離縁は巨人にとって渡りに船だった?

日大とのスピード離縁は巨人にとって渡りに船だった?
日大の広告が外された巨人のボード(22日)

 巨人は28日、日本大学からオフィシャルスポンサー契約解除の申し入れがあり、受け入れたと発表した。日大のアメリカンフットボール部の悪質タックル問題が一向に収束しないなかでの“スピード離縁”となったが、その背景にはどんな事情があったのか。なお、日大は同日、甲子園、神宮、ナゴヤドーム、横浜スタジアム、楽天生命パーク、ヤフオクドームの6球場の広告看板を自粛すると発表した。

 球団の説明によると、契約打ち切りに至った経緯は日大サイドからの「申し入れ」だった。この日、2016年シーズンから締結していた「スポンサー契約を解除したい」との通達を受け、了承したという。

 すべての引き金となったのは、タックル騒動だ。球団側がすんなりと契約解除を受け入れた狙いは、第一に巨人のイメージ保全がある。特に近年は球団を挙げて“巨人ブランド”の強化に取り組んでおり、プロ野球とアメフットと競技こそ違うが、スポーツマンシップに反する行為と巨人を結び付けられることは避けたいところ。傷ついた日大との契約を結んでいること自体に、少なからず批判的な意見もあった。

 こうした背景から、問題発覚後に早々とヒーローインタビューの際に設置されるスポンサーボードから「日大の申し入れ」で「日本大学」の文字が削除されている。

 さらに、この日踏み込んだ決定を下したのは、今回の問題がアメフット部だけに収まらないことへの危機感もある。最近ではフィールド内から飛び火し、日大経営陣の構造的な問題に厳しい目が向けられている。巨人の親会社・読売新聞では、2013年2月に日大・田中理事長と建設会社との金銭問題に切り込むなど、同大学の内情には詳しい。その報道は現在下火にはなっているが、日大に大きな注目が集まるなか、新たなスキャンダル発覚となれば、巨人も思わぬ“とばっちり”を食う可能性もあった。

 また、球団と日大との間に入っていた広告代理店関係者は田中理事長やアメフット部と深い縁にあり、今回の件を受けて「近づきすぎると危ない」との声も出ていた。読売幹部も以前に「(日大には)良識ある判断をお願いしたいところだね」と話していた。

 球団にしてみれば、大口のスポンサーだった日大を失うことは痛手だ。しかし、それ以上に巨人を守るためには代え難い損失だったということか。球団はあくまでも「申し入れ」としているが、内心では胸をなで下ろしているのかもしれない。

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