中田翔を育てた梨田氏を引きつける巨人・岡本の素質

中田翔を育てた梨田氏を引きつける巨人・岡本の素質
梨田昌孝氏

【赤ペン!!赤坂英一】巨人の4番として1000試合出場した打者は川上哲治長嶋茂雄王貞治原辰徳の4人しかいない。次点は阿部慎之助で494試合。近年では最も4番の印象が強い松井秀喜氏でさえ、470試合止まりである。

 それぐらい、昔の巨人では「4番は生え抜きが打つもの」だった。阿部の引退も遠くないいま、“由緒正しい”4番はもう現れないのか。と思っていたら、4年目の岡本和真が第89代4番として大活躍。最近では、あのお地蔵さんのように地味な顔立ちの岡本に、球場で若い女性ファンが「きゃーっ!」と声援を送っている。

 岡本以前、4番に抜てきされた生え抜きの先輩は大田泰示(日本ハム)ら5人いた。その誰もが定着できなかった中で、やっと“真の後継者”が出てきた感がある。現に、楽天監督を辞任した梨田昌孝氏は、交流戦で見た岡本について、こんな感想を語っていた。

「岡本はいいね。体が大きくなって、去年よりスイングが力強い。しっかりボールを捉えられているし、今シーズンは3割打つでしょう。監督としては、こういう選手が自分のチームに欲しいんだよ、と思わせる」

 そう語っていた梨田氏は日本ハム監督時代、中田翔を4番に育てた実績がある。当時は交流戦の試合前など、親交のある広島・内田順三打撃コーチに中田のフリー打撃を見せ、ひそかに助言を求めていたものだ。

 そのころ、内田コーチの方はこう語っていた。

「いや、あのときはおれのほうから梨田に、中田のフリー打撃を見せてくれって頼んだんだよ。そうしたら、おれが見られるように梨田が気を利かせて、試合前に中田のフリー打撃の順番を変えてくれたんだ」

 ずぬけた魅力と素質を持つ若者は、このように指導者を引きつける何かを持っている。その後、いまは巨人の二軍にいる内田コーチが岡本を育て、今度は梨田氏の方が目を留めたわけだ。

「岡本は最初からおれらがいじる必要のない選手だった。今年もちょっとだけタイミングの取り方を変えただけなんだよ。去年のフォームと、ヒザのあたりを比較してみたらわかる」

 そう言っていたのは、内田コーチと巨人二軍で働いている田代富雄二軍打撃コーチ。昔も今も、いい選手の陰には、こういう確かな指導力を持った存在がある。

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