【小倉記念・後記】トリオンフ 武豊の精密体内時計で押し切りレコード勝ち

 サマー2000シリーズ第3戦(9・2新潟記念まで全5戦)のGIII小倉記念(5日=小倉芝2000メートル)は、1番人気のトリオンフ(セン4・須貝)が4角先頭の積極策で1分56秒9のレコードV。同レース1番人気12連敗の呪縛を解く危なげない内容で、2月の小倉大賞典に続く2度目の重賞制覇を再び小倉の地で飾った。

「逃げ馬不在のメンバー構成。何も行かないのなら、行ってもいいぐらいのつもりでした」

 ゲートが開く前から武豊の思惑は須貝調教師と一致していた。逃げ馬と並んで序盤からレースを引っ張る積極的な競馬を展開する。

 須貝調教師は「ヨーイドンの競馬になるのは嫌だったんだ。この馬の持ち味である機動力を生かすには積極的に運ぶのがベストだと思っていた。ジョッキー(武豊)からもそういう話があったからね」。

 もちろんトリオンフの長所だけでなく、小回り&平坦という小倉のコース形態や、開幕2週目の良好な芝状態を踏まえたうえでの作戦だった。

 須貝調教師のイメージを見事に具現化したのは名手・武豊。普通はひと息つきたいはずのラスト1200メートル地点から11秒9→11秒7→11秒7とペースを落とさなかった。それでいて、ラスト600メートル地点から11秒1→10秒9とペースアップ。この尻上がりラップを後方から追い上げるのは不可能に近い。精密な体内時計。同馬がスパートした時点でトリオンフの勝利は確定していた。

 武豊も「いい走りをしていたから、押し切れると思っていた」と、早い段階で勝利を確信していた口ぶり。テン乗りでパートナーの持ち味をフルに引き出し、須貝調教師に「見事な騎乗」と言わしめた。この日の小倉競馬場の入場人員は史上最多の4万196人(21年ぶりに更新)。大観衆も名手の好騎乗に酔いしれた。

「暑い時期に使ったので次走は今後の体調をチェックしてから」と須貝調教師。慎重な姿勢だが「これで今年は重賞2勝。大きなレースでも賞金は足りるね」とも。秋のビッグタイトルが陣営の視野に入ってきたようだ。

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