総踊りで迷走した阿波おどり閉幕 来場者減で「損失25億円」試算も

 総踊り中止騒動で荒れた徳島県徳島市の阿波おどりが15日、4日間の幕を閉じた。遠藤彰良市長(62)が赤字問題を解消するため、入場料収入を増やそうと観客の人気が集中する総踊りの中止を決め、4つの演舞場に人気「連」(踊り手グループ)や観客を分散させる演出を導入。これが荒れた原因だった。

 地元マスコミ関係者は「遠藤市長を委員長とする『阿波おどり実行委員会』は累積4億円の赤字を解消するために総踊りを中止したんですが、それが裏目に出て、観光客が激減。観光収入で考えると前年比で約25億円の減益が予想されています」と明かす。

 阿波おどりは昨年まで、徳島新聞社と徳島市観光協会が共催していたが、かねて徳島新聞のプラチナチケット独占化が問題視されてきた。観光協会と徳島新聞が対立していたところに、徳島新聞系列の四国放送の元アナウンサーだった遠藤市長が就任。観光協会と市が対立し、市は観光協会を解散させた。遠藤市長が委員長の実行委員会は6月、市の赤字を何とかしようと総踊りの中止を発表した。

 これに14の人気連をまとめる「阿波おどり振興協会」が反発。振興協会に所属する14連の1500人規模が13日に総踊りを強行した。ほかの19の人気連はこれに加わらなかった。

 しかし、元観光協会関係者は「観光客は総踊りが見たくて来る人が多いんです。踊り子たちも総踊りに出るために1年、頑張るんです。強行した総踊りは幸い、トラブルはなかった。しかし、市は大変ですよ。クライマックスの総踊り中止が6月に広く知られたため、観光客が激減したんですから」と語る。

 2016年、17年と阿波おどり見物に訪れた観光客は約123万人。ところが、今年の観光客数は約108万人と、記録が残る1974年以降、最少だという。

「観光客が阿波おどりに消費する金は1人2万円と言われているんです。1割減ったということは約24億6000万円の損失。4億円の市の赤字を解消しようとして、この損失ですよ」(地元のテレビ局関係者)

 市の失敗で、今後も総踊りを巡るバトルは続きそうだ。

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「総踊りで迷走した阿波おどり閉幕 来場者減で「損失25億円」試算も」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    寂聴先生肉ばかり食べないで寄付おねがいします。

    1
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