【北九州記念・後記】アレスバローズ重賞連勝 6戦ぶりコンビ再結成の菱田は重賞初制覇

 19日、小倉競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第4戦(9・9セントウルSまで全6戦)のGIII北九州記念(芝1200メートル)は、6番人気のアレスバローズ(牡6・角田)が中団から内を鋭く伸びて2つ目のタイトルを獲得。騎乗した菱田裕二(25=栗東)はデビュー7年目でうれしい重賞初制覇を飾った。

 昨秋の福島での1600万下・みちのくS。1番人気で10着に大敗後は、アレスバローズの活躍を外から見守ることしかできなかった菱田。6戦ぶりのコンビ再結成には並々ならぬ勝利への思いがあった。

「失敗しても乗せてくれたのは感謝しかない。スタッフのおかげで以前に比べて落ち着いてレースに臨めるようになった」と成長を肌で感じ取ると、互角のスタートから道中は出たなりの位置をキープ。開催4週目でも先行優位の高速決着が続く中、ナインテイルズが刻んだ前半3ハロンは32秒4。この流れも味方につけてスムーズに折り合うと、直線はゴールドクイーンとナインテイルズの間隙を見逃さなかった。

「道中は抜群の手応えで直線は進路に迷ったけど、狭いところからすごくいい脚で突き抜けた。前回乗せてもらった福島が同じ形で前が詰まってしまったので」と菱田。

 同じ失敗は繰り返さない完璧なるエスコートで待望の重賞初勝利。今夏に重賞初Vを決めた小崎(函館2歳S)、横山和(エルムS)の連続騎乗とは違う、ワンチャンスをモノにした貴重な一勝だ。

 馬は重賞2連勝。角田調教師は「大人になり、どっしりと構えてレースに臨めるようになった。気性面や展開が合わず勝てないレースもあったが、はまればとにかく強い。菱田も馬の癖は分かっているし、うまく乗ってくれた。直線はちょっと危なかったけどね」との冷静な分析は、自身のジョッキー時代に通じるものがあったのかもしれない。外国人騎手が往来し、乗り替わりが当然の時代に結果を出すことは今後の飛躍へ必須となる。

 今後は首位に立ったサマースプリントシリーズの最終戦・セントウルSには向かわず「放牧を挟んでスプリンターズS(9月30日=中山芝外1200メートル)へ直行する」(角田調教師)と目指すはGIの舞台。瞬発力を磨き上げて急成長を遂げたアレスバローズに伏兵の扱いは失礼かもしれない。

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