北海道地震で競馬場に足止めの関係者&馬 今後のレース開催に支障出るか

 北海道で発生した震度7の地震は競馬サークルにも多大な影響を与えた。先週まで夏競馬が開催されていた札幌では競走馬がまだ105頭が残っており、6日に競馬場を出発して美浦、栗東トレセンへ戻る予定だった。しかし道内の道路が寸断された上、フェリーの出航が困難となったため、競馬場に足止めされることになった。

 GⅠ6勝馬ゴールドシップを担当していた須貝厩舎の今浪厩務員によると「競馬場内は夕方には一部、電気が通って水道も使えるようになった。高速道路も開通しているところはあるけど、いたるところで道路が陥没していて損壊がどれだけなのかわからない。だから金曜(7日)に移動できるのかも現時点ではわからない。正確な数はわからないけど、まだ50人以上の関係者が競馬場に残っているんじゃないかな」と先行きの見えない不安を口にする。

 ちなみにキーンランドCに出走して5着だった15年の桜花賞馬レッツゴードンキは震災前日の5日に競馬場を出発していて難を逃れた。一方で今年の大阪杯を勝利したスワーヴリチャードは放牧先のノーザンファーム空港から6日にトレセンへ移動する予定だったが延期となった。予定しているGⅠ天皇賞・秋(芝2000メートル)への影響が懸念される。また今開催までしか出走できない3歳未勝利馬も105頭の中に含まれるだけに、事態が長期化すれば様々な影響を及ぼすことになりそうだ。

 ディープインパクトやキタサンブラックなど多くの種牡馬をけい養する社台スタリオンステーションがある安平町では震度6強を記録した。ただ、人馬ともに大きな被害はなかった模様で「地震発生直後に全馬の様子を見て、無事を確認できました。事務所の書類が落ちたくらいで、施設が壊れたりなどの被害もありません」と同スタリオンの徳武氏。6日午後の時点で場内の水道や電気は止まったままで「馬のための水は数日分は準備しているので大丈夫だと思います」と見通しを語ったが、一刻も早いライフライン回復が待たれるところだ。

 なおJRA施設で甚大な被害を受けた場所はないものの、道内での土日の場外馬券発売については「周りの状況を見ながら慎重に判断したい」(JRA広報室)とのことで、7日朝の時点では未定となっている。

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