中日・笠原のアスリートらしからぬ“無欲”ぶりに五輪銀メダリストも驚き隠せず

 11月に東京ドームなどで行われる「2018日米野球」に出場する侍ジャパンに、中日から唯一選出された笠原祥太郎投手(23)が16日、2000年シドニー五輪女子100メートル背泳ぎ銀メダリスト・中村真衣さん(39)から金言を授かった。

 この日、ナゴヤ球場で自主練習後、TeNY(テレビ新潟)の「夕方ワイド新潟一番『ガタスポ』」のメインキャスターを務める中村さんからインタビューを受けた。

 今季6勝4敗、防御率4・14だった2年目左腕と同じ新潟出身の中村さんは、約1時間の収録を終えて「そこまでプロ野球選手になりたいという欲もなく、ここまできたみたい。日米野球の日本代表に選ばれたことに自分でも信じられないような感じだった。あまり欲を出しすぎないで、今ある状況の中で自分の力を出し切ることだけを考えていた」。笠原の人見知りで謙虚な性格に驚きを隠せなかった。

 そんな同郷の後輩である笠原に対し、中村さんは叱咤激励。「2020年東京五輪に向けても『選ばれる自信がない、自信がない』と言っていたけど、まずは日米で結果を残すことを第一に考えて、その結果によって、その道ができると思う。いろんなアスリートの方の話を聞いていると、結構、自信がなくても口では自信があると言うもの。私は日本代表を経験してやっぱり黙っててもダメだなと。自分(の気持ち)は表に出していかないとコーチにも通じない。きっと彼もこれからいろんな経験をしていけば、口で表現できる選手になれると思う。2020に向けて新たな目標を持って頑張ってほしい」

 これに笠原は「まずは日米で結果を残して、来シーズンもちゃんと結果を残して、それでオリンピックにも選ばれたらいいなあという感じぐらいです。僕はそんなレベルじゃないんで、まずはそのレベルになってからです」と殊勝に話す。それでも中村さんからのエールについては「うれしいですね。同じ県民で、すごい方に応援してもらえることはうれしいことです」と励みになった様子。今後“ビッグマウス”に変貌した笠原が、東京五輪でも日の丸を背負うような投手になるか注目だ。

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