
プロ1年目の自己査定は――。日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が22日、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で自主トレを行った後に本紙の独占直撃に応じた。早実時代から“怪物”と騒がれ、今季は一軍で53試合に出場して打率2割ジャストながら7本塁打。描いていた理想と現実のギャップ、守備位置へのこだわり…そしてプロでは初めての後輩となる吉田輝星投手(17=金足農)への金言まで余すところなく語った。
――プロ1年目のシーズンを終えての率直な感想は
清宮:プロ野球の流れとか、そういうものを理解できた1年。去年の今ごろと比べたら、少しは成長できたかなと思う。プレーでもうまくいくことといかないことがあって、その一つひとつが勉強になった。成績はいいとはまったく言えないです。周りも成長しているので、ここで立ち止まってちゃいけない。
――思い描いていた理想と現実のギャップは
清宮:思っていたよりずっと細かいですよね、プロは。守備のワンプレーだったり、走塁でもコンマ何秒まで突き詰めるような感じで、すべてにおいて細かい。投手も少しだけ(ボールを)動かして打ち取ってきたり。そういうところはこの1年で学べたと思う。
――マスコミやファン対応で高校時代と変化は
清宮:マスコミの方あってのプロ野球だと思っているので。高校のときより対応は増えましたけど、受け答えとかそういうところは変わらない。ファンの方も増えて、それは本当にありがたいことなので、そこは変わらずやっていきたいです。