“芦毛の怪物”オグリキャップの血が絶滅の危機

“芦毛の怪物”オグリキャップの血が絶滅の危機
牧場で元気に戯れるノーザンキャップ(手前)とクレイドルサイアー(写真提供=堀江佳世子)

 いよいよ終幕を迎える平成。その初頭に日本競馬界を震撼させたスーパーホースがいる。“芦毛の怪物”オグリキャップ。競馬ブームを日本中に巻き起こした。あれから約30年、オグリの直系の血がつながっていることをご存じだろうか。その1本の細い糸が今、途切れようとしている。優勝劣敗の世界に身を置くのが経済動物「サラブレッド」である以上、あらがえない運命なのか、それとも…。「オグリの血」の現状を緊急リポートする。

 北海道新ひだか町にある引退馬けい養牧場「クレイドルファーム」。3月某日、例年より早く雪解けの進む放牧地で、競うように駆ける父と子の姿があった。「オグリキャップ2世」ノーザンキャップ(セン27)と「3世」クレイドルサイアー(牡18)。この世に残された唯一にして最後のサイアーライン。クレイドルサイアーの交配の可能性が消えることは、オグリ直系の血が途絶えることを意味する。

 牧場を営むのは堀江佳世子さん(64)。開場以来20年、馬たちの生と死に向き合い、約50頭の馬を旅立たせてきた。ほぼ一人で行う管理運営に限界を感じながらも、「オグリの血を引く2頭の姿を励みに」牧場を継続している。

「平成の始まりから終わりまで繰り返し放映される、あの日の有馬記念。30年近くたった今でも、やっぱりオグリなんですね」

 激動の昭和が終わるころ、名馬オグリキャップは笠松競馬でデビュー。12戦10勝という成績を引っ提げ、1988年1月に中央競馬へ参戦した。時代は平成にかわり、世はバブル絶頂。そんな時勢に乗るようにオグリは躍動した。好景気を支えるサラリーマンは快進撃を続けるオグリを自分とダブらせ、夢を乗せた。


あわせて読みたい

東スポWebの記事をもっと見る 2019年3月14日のスポーツ総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

スポーツ総合ニュースアクセスランキング

スポーツ総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

スポーツの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

試合結果、選手の裏話、ゴシップ、注目のスポーツイベント情報などスポーツ好き情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。