宇野昌磨 超高難度の大技挑戦へ「まだ21歳。もっと成長できる」

 フィギュアスケートの今季最終戦となる「世界国別対抗戦」(11日開幕、マリンメッセ福岡)の公式練習が10日、本番リンクで行われた。

 国際スケート連盟(IOC)公認の今大会は、今季成績上位6か国が団体戦形式で激突。前回Vの日本は宇野昌磨(21=トヨタ自動車)、紀平梨花(16=関大FFSC)の男女両エースが名を連ねて2連覇を狙う。なお、羽生結弦(24=ANA)はケガのため欠場する。

 世界選手権が終わり、やや“消化試合”の雰囲気が漂う大会ではあるが、若きホープにとっては来季へつながる重要な一戦になる。

 まずは宇野だ。世界選手権ではメダルを逃し、フリー直後に「自分がトップで争える実力はない。自分の弱さに失望した」と話し、人目をはばからず涙を流したのは記憶に新しい。この2週間はアイスショーに出演しながら「ひたすらジャンプだけ練習してきた」と言うように、公式練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―4回転トーループを成功させるなど、超高難度のプログラムの挑戦に意欲を見せた。

 練習を終えた宇野は「世界選手権の思いを晴らしたい気持ちは全くない」とピシャリ。その“ココロ”は自身の未来像にある。

「ただただ成長する。それだけを考えて練習してきた。この試合に合わせる気持ちを捨てて、もっと先を目指そうと思った。ボクはまだ21歳。もっと成長できる。またトップで争える選手になるために一歩を踏み出したい」

 誰よりも熱い思いでシーズンを締めくくる。


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