体操・内村「予選落ち」収まらぬ衝撃 選手と“身内”は真逆の反応

体操・内村「予選落ち」収まらぬ衝撃 選手と“身内”は真逆の反応
予選落ちした内村

“内村ショック”の余波が収まらない。体操男子個人総合で五輪2連覇の内村航平(30=リンガーハット)は10月の世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)の代表選考会を兼ねた全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)でまさかの予選落ちに終わったが、一夜明けた27日に行われた種目別トライアウトでも“キング落選”の波紋は広がるばかり。選手と所属先による正反対の反応から、関係者を巻き込んだドタバタ劇まで、一部始終をお届けする。

 体操界に与えた衝撃は、やはり一日で収まらなかった。惨敗直後、大勢のメディアに囲まれた内村は「失敗した時のほうが人が多いって嫌ですね」と苦笑いしたが、皮肉にも自身が不在の27日も話題の中心となった。

 この日は全日本種目別選手権(6月22~23日、高崎アリーナ)につながる「トライアウト」が行われたが、内村と同学年でリオ五輪団体金メダルメンバーの山室光史(30=コナミスポーツ)は試合後に「今までになく必死になる内村航平を見てみたい」と戦友らしくエール。同学年の亀山耕平(30=徳洲会)も「レジェンドですからね」としみじみ語った。複数の女子選手は「内村惨敗」を大きく報じたスポーツ紙に群がって試合以上に興味深く眺め、ある関係者は「急に引退会見なんてやらないよな?」と“万が一”を想定するなど、反響はすさまじかった。

 選手サイドは「あきらめるな!」の論調が強かったが、所属契約を結ぶ外食チェーン「リンガーハット」からは反対の声が相次いだ。ある男性社員は「これまで何度もケガから立ち上がってきた」と言いつつも「第一は内村さんの気持ち。この体の状況で絶対に東京五輪へ! なんて軽々しいことは言えない」と訴え、内村の地元、長崎・諫早市で勤務する女性社員は「とにかく体を大事に。今、辞めても功績は十分。ゆっくり休んでほしい気持ちもある」といたわった。五輪開催中も各媒体は内村の名前に「リンガーハット」を併記して全世界に発信するだけに、動向が気になるのは間違いない。


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