
令和元年を小雨で迎えた5月1日の美浦トレセン。通常ならば追い日のため各厩舎が忙しい時間を過ごすが、今週は変則日程による全休明けで静かな朝を迎えた。
午前6時の開門一番乗りで坂路を駆け上がったのは令和初GI制覇へ最有力のグランアレグリア。
藤沢和調教師は「桜花賞の後は在厩調整で仕上げてきた。1週前追いがいい感じだったし、落ち着きもある。“ドンと来い”ってところだね」と好走を約束する。「そうだね、令和一番乗りっていうのはいいねえ。みなさん、令和でも儲けてください」とトレーナーは平成時代と変わらない穏やかな表情で管理馬を見つめていた。