【マドリードOP】錦織 ダブルスでは“プロレス王者戦”勝利

 テニスで男子世界ランキング7位の錦織圭(29=日清食品)が出場中の「マドリード・オープン」(スペイン)が、テニスファンから大きな注目を集めている。

 最高峰4大大会の次に格付けされる今大会、錦織の“本丸”はシングルスだが「試合に慣れるため」とダブルスにもエントリー。初ペアを組んだ同8位フアンマルティン・デルポトロ(30=アルゼンチン)こそ、錦織の“因縁”の相手なのだ。

 躍進した2008年の全米オープンでは4回戦で、12年ロンドン五輪では準々決勝でそれぞれ敗れて涙をのんだ。ジュニアのころから一緒の大会に出るなど仲が良いが、試合となれば天敵。そんな2人がコート上で何度も笑顔で手を合わせる光景はまさに“お宝”だ。

 6日の1回戦ではファビオ・フォニーニ(31=イタリア)、ロベルト・リンドステット(42=スウェーデン)組に逆転勝ち。GAORAテニス中継解説者の佐藤武文氏(47)が「プロレスで言えば、王者4人がタッグマッチを行うような豪華な試合」と話す通り、“四者四様”のプレーに会場は終始盛り上がった。

 今大会を最後に引退するダビド・フェレール(37=スペイン)も錦織にとって因縁深い。錦織自身も「ライバルであり、模範であり」と評するように、08年全米オープン3回戦では当時18歳で大金星を挙げた相手。世界へ飛躍する起点となったフェレールと最後に対戦となれば、ヒートアップ必至だろう。

 さらに4大大会20勝を誇るロジャー・フェデラー(37=スイス)が3年ぶりにクレーコートに参戦。「クレーといえば赤土ですが、史上唯一、青色のクレーコートを導入して物議を醸した大会(12年)で優勝している」(佐藤氏)という縁もあり、錦織も「エキサイティングな大会になる」。女子には世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)も出場しており、注目度は増すばかりだ。

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