環境に◎ 冬の魅力も楽しめる?急浮上・富士山登山鉄道の運賃

 富士山の麓から5合目を結ぶ「富士山登山鉄道」の計画が急浮上している。22日、山梨県の長崎幸太郎知事(50)が2年後をめどに構想をまとめる考えを示した。6月末以降、有識者検討会を設置し、環境への影響や経済効果などを検証する。長崎氏は同構想を選挙公約にして当選していた。

 全国各地で鉄道路線が廃線になる中、どうして富士山に鉄道なのか。もともと構想を打ち出していたのは富士五湖観光連盟で、2015年に報告書をまとめていた。長崎氏の進める計画が同連盟の報告書を踏まえるのかは決まっていないが、参考になるのは間違いない。疑問点を同連盟に聞いた。

 富士山は13年に世界文化遺産になっているが、今から鉄道を敷設することは可能なのか。同連盟担当者は「今でもバスが世界遺産であることと両立して走っている。そのバス以上に環境にいい鉄道ですから問題はありません」と話した。

 現在、5合目までは富士スバルラインという有料道路が通っている。同連盟の構想ではこのスバルラインに路面電車のように線路を通そうとしているのだ。これにより車での入山は緊急時以外はできなくなる。「鉄道にすることで、排ガスを減らすことができます。また、登山者数のコントロールがしやすくなります。ゴミの搬出も鉄道でできるようにしますよ」(前出の担当者)

 冬に通行止めになる道路と違い、鉄道は冬にも動かせるようにする。

「今まで行けなかった冬の富士山を新たな魅力として発信できます」(同)。現在は夏に観光客が集中しすぎているが、冬を含め通年で来られることを目指している。

 鉄道敷設はいいことだらけに聞こえるが、一体運賃はいくらなのか。

「具体的なことはこれからでしょう」(同)

 参考になるのが海外のケースだ。同連盟の構想は、スイスの登山鉄道を意識している。報告書に名前が出てくるゴルナーグラート鉄道は長さ約9キロ、標高差1400メートルで往復1万円ほどかかる。ちなみに、スバルラインは普通車で往復2060円となっている。

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