
【安田記念(日曜=6月2日、東京芝1600メートル)東西記者徹底討論】アーモンドアイVSダノンプレミアム。4歳世代の看板牝馬と牡馬が、第69回安田記念で注目の初対決を迎える。マッチレース濃厚とみて押さえる馬を絞る「両刀」山口に対して、あくまで第3の馬を見いだそうとする「馼王」西谷。果たして、どちらの戦略が賢明なのか!?
西谷哲生(大阪スポーツ):ダービーが終わってひと息つきたいところですが、今年の安田記念はダービー以上の盛り上がりかもしれません。
山口心平(東京スポーツ):そうだな。アーモンドアイの参戦はもちろん、ダノンプレミアムもスター性のある実力馬だからな。
西谷:これに香港のビューティージェネレーションも参戦していれば、歴史的な一戦になったのに…。
山口:まあ、1分30秒台前半の決着もあり得るほどの超高速馬場。向こうからすればリスクしかないからな。
西谷:仕方ないですかね。
山口:というわけで、シンプルに◎アーモンドアイ、○ダノンプレミアムだ。こんな分かりやすいレースはないだろ。
西谷 う~ん、確かに2頭が普通に走れば、3着はまず外さないでしょうが…。アーモンドアイは初の海外遠征で結果は出しましたけど、内容的には少々物足りなさがあったのは事実です。逆らうならここって気も。もちろん、あっさり勝ってもおかしくないですが…。
山口:ドバイターフを見ての違和感というか、拍子抜け感は分かる。ただ以前より前がかり気味な走りになってる感じで、マイル寄りにシフトしたイメージを強く持ったんだよな。いや、シフトというよりは、ずぬけた潜在スピードに支えられた本質的な適性が出てきたというか…。