女子高生がリアルに経験している「ジェンダーバイアス」の実態と疑問

女子高生がリアルに経験している「ジェンダーバイアス」の実態と疑問
プレゼンする女子高生

 公益社団法人「ガールスカウト日本連盟」主催の、女子高生を対象としたジェンダー(社会的性差)に関する調査発表会が18日、衆議院第一議員会館で開かれた。国会議員やメディアの前で、男女の不公平な扱いを訴えた。

 高校で男女平等と教えられる一方、少女が現実に感じるジェンダーバイアス(偏り)を浮き彫りにする目的から、15~19歳の女子高生524人(共学370人、女子校154人)を対象にした「ジェンダーに関する意識調査」を実施。62%の女子高生が「普段の生活の中で、性的な嫌がらせや性差別を経験したり、見たりする」と回答した。

 特に性差別的表現を感じるのが「メディア(テレビ・雑誌・映画・広告)」だった(インターネット、公共の場、学校が続く)。番組の司会は男性で、女性は補助的役割であることや、一方でコメンテーターに高齢男性と若い女性が起用されやすいなどの感想があった。

 調査結果を発表した女子高生は「情報番組でもお天気お姉さんの足元をカメラが映していて『私たちが知りたいのは地面じゃなくて空なのに』って思います」と話した。

“平等”とされる学校内でも教員から「女子だから自覚を持った振る舞いをしなさい」と無自覚の性差別を投げつけられる。校則で化粧が禁じられる一方、高校卒業後に社会に出た途端に「化粧はマナー」と言われることに疑問の声も上がった。

 また「痴漢された女子に『おまえのスカートが短いからだよ』と男子が言っていた」(参加した女子高生)という声も。性被害者側が悪く言われる風潮もすでにこの時期から発生している。

 問題意識の高い女子高生がいる一方で、海外と比較すると関心はまだ薄い。「メディアは男女平等に描いているか」という設問に34%が「わからない」と回答した(英国の同様の調査では14%)。プレゼンした女子高生らは「男女平等に扱う研修を教師に受けてほしい」「女性の理数系教師や校長の増員」「女性の企業リーダーや女性議員の増加」などを訴えていた。

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