【海外競馬】1シーズン8戦全勝の香港賞金王ビューティージェネレーション“リスク背負った”海外遠征あるか

【TPC秋山響の海外競馬解析】昨年9月2日に始まった香港の2018/19年シーズンが14日に閉幕。年度代表馬にはビューティージェネレーション(セン6=父ロードトゥロック)が昨シーズンに続いて輝いた。

 今シーズンのビューティージェネレーションは、香港マイル(芝1600メートル)、スチュワーズC(芝1600メートル)、クイーンズシルヴァージュビリーC(芝1400メートル)、チャンピオンズマイル(芝1600メートル)という4つのGIを含む8戦全勝(全て重賞)。1シーズン8勝は香港史上最多記録を塗り替えるもので、同時に香港賞金王(8477万香港ドル=約11億7000万円)の座にも就いた。

 香港では向かうところ敵なしの状況だけに、残念だったのは、候補に挙げられていた6月のGI安田記念参戦が実現しなかったこと。

 長いシーズンを戦い抜いた後だけに無理をさせず、目標とする香港調教馬による連勝記録(02年から05年にかけてサイレントウィットネスがマークした17連勝)の更新に向けて最善手を打った形だが、世界中が注目していたアーモンドアイとの頂上対決は幻に終わってしまった。

 今後についてはまだ明らかにされていないが、連勝記録(現在は9連勝中)を伸ばしていくのが目的であれば、わざわざ相手強化や長距離輸送のリスクを取って海外遠征を行うのは合理的とはいえず、香港での出走が基本線となるはず。

 ただ、管理するJ・ムーア調教師は「実力を証明するなら海外で出走させる必要があり、それにはドバイが最適」とコメントしており、この馬を海外の大舞台で見る可能性はまだ残されている。その動向を注視したい。

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