終盤に弱い与田竜 代打の切り札がいれば…

終盤に弱い与田竜 代打の切り札がいれば…
ネームバリュー抜群だった立浪氏

 中日は21日のDeNA戦(横浜)で、3回に奪われた5点が響き4―5で競り負けた。8連勝の後、痛恨の3連敗を喫し、5位に転落した。

 ここ3試合続けて失点は序盤の1イニングだけだったが、相手の先制点が最後までズシリと重くのしかかる展開。いずれも1点差まで迫りながら、あと1本が出なかったことで与田監督は「しょうがないですよね。切り替えていくしかない。この3連敗は1イニングの失点だけなんでね。そこを何とか。簡単なことではないけど、またいろいろ考えながら防いでいかないといけない」と悔しがった。

 今季は中盤以降、粘っても逆転まで持ち込めない展開が目立っており、21日現在、6回終了時でリードを奪われていると1勝33敗で、5回終了時では全敗(31敗)だ。その要因はいくつかあるだろうが、チーム内でささやかれているのは、終盤のここ一番の場面で決めてくれる代打の切り札的存在がいないこと。

 チーム関係者は「ウチには立浪、川又、彦野といった代打の神様的な存在が歴代ではいたんだけどね。やっぱりネームバリューで相手投手を威嚇できるような代打がチームにいるといないでは全然違う。トレード期限の7月末までに駆け込みで誰か獲る手もあるが…」と警鐘を鳴らす。

 別の関係者は「守備の悪いアルモンテを代打の切り札にして井領や遠藤らを左翼のスタメンで使う手もありだけど、そうなると余計にビシエド以外に打線の核がいなくなってしまう。ここぞの場面であと1本を打てる打者がどうやったら出てくるんだろう」と嘆き節が止まらない。

 根本的な原因は選手層の薄さにあるのは明白だが、たとえ先制されても逆転まで持ち込める粘り腰を発揮できるかどうかが、今後の与田竜の浮上に大きくかかわってきそうだ。 

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