大船渡が4強入り 前日194球の佐々木は温存

 22日の岩手県大会準々決勝で、大船渡は今秋ドラフトの目玉であるエース・佐々木朗希投手(3年)を温存。それでも久慈を延長11回の末、6―4で下し4強入りを果たし、35年ぶりとなる悲願の甲子園出場まで「あと2勝」と迫った。

 前日の4回戦・盛岡四戦で延長12回、194球を一人で投げ抜いた佐々木はスタメンに名を連ねることなくベンチスタート。「このメンバーで最後の大会。みんなで勝って終わりたい。そういう思いでこの学校を選びました」という言葉通り、仲間を信じてベンチから大声を張り上げチームメートを鼓舞した。

 先発マウンドには2回戦で佐々木の後を受け“ノーノー継投”を完成させた大和田が上がり、4点リードの6回に2失点、7回にも2点を失い4―4の同点に追いつかれた。

 それでも国保監督はエース・佐々木をブルペンで準備させることはなく、冷静に8回から2番手・和田をマウンドへ。その和田が監督の信頼に応え、8回以降の4イニングを無失点でしのぎ、11回表の決勝点を呼び込んだ。

 結局、前日194球を投げたエースに、この日はキャッチボールすらさせない完全温存策でベスト4に進出した大船渡。チームメートの応援に専念した佐々木は、中2日で24日の準決勝の一関工戦に向かう。

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