「ノネコ」肯定するNHKの番組内容に憤慨する声

「ノネコ」を肯定しないで――。動物研究者たちがこう指摘するのは、21日に放送されたNHKの人気動物番組「ダーウィンが来た!」のノネコ特集だ。福岡・相島で、飼い主を持たないノネコたちが、愛らしく島中を走り回る姿に、心を癒やされた人も多いはず。しかし、動物研究者たちは憤りを隠せない。

「イエネコが野生化したノネコは確実に生態系に悪影響を与えていて、希少な固有種が捕食圧により危機に立たされている。本来ならノネコが生態系に及ぼす危険性を啓蒙すべきなのに一切触れず、反対にノネコの存在を肯定的に放送するなんて…」(動物研究者)

 ペットとして持ち込まれたイエネコは外来種。本来は野外に放置してはいけない存在だ。それが飼いきれずに捨てられてノネコとなり、生態系を脅かす存在となった。今月からACジャパンがCMで、さだまさしの「関白宣言」をアレンジした「にゃんぱく宣言」を放送しているが、ノネコの原因となる“飼い捨て”を抑止するためにも大きな意義があるだろう。こうした事実を踏まえて、環境省を中心にノネコの捕獲が行われている。しかし、捕獲後の譲渡先が見つからずに殺処分されるノネコをめぐっては、動物研究者たちと保護ネコ活動家らの間で対立。一部では過激な保護運動に身を投じる“プロ市民”も現れている。

 一方で殺処分をなくすため、ノネコへのTNR(トラップ=捕獲、ニューター=避妊・去勢手術、リターン=元の場所に戻す)活動も広がっている。ノネコの数を増やさない一種の管理だが、前出の研究者は「TNRで去勢したノネコ1匹が希少な鳥の繁殖地に紛れ込み、繁殖地を破壊してしまった例がある」と、TNRの効果に疑問を投げかける。

 はたから見ると愛らしいノネコだが、優秀なハンターである彼らの捕食圧は生物多様性にかかわる大問題。今回「ダーウィン――」で取り上げられた相島は特殊な例なのだろうが、最新の流れは示すべきだったようだ。

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