イランでの国際大会で自信 東京五輪へ運命の全日本選手権バンタム級は大激戦

イランでの国際大会で自信 東京五輪へ運命の全日本選手権バンタム級は大激戦
テヘランでの国際大会表彰式で2位になった福田氏(右)。ソ連勢の手打ち疑惑で釈然としない表情(本人提供写真)

【東京から東京へ オリンピックの目撃者 日本スポーツ界の首領・福田富昭】いよいよ東京五輪(10月開幕)の年を迎えた。レスリングは度重なる強化合宿(※1)や代表候補選考試合を実施。8月の最終選考会を兼ねた全日本選手権に向け、全員がさらに意欲を燃やしていた。

 2月、日大2年の私に初の海外遠征の機会が巡ってきた。イラン・テヘランで国際大会に出場、その後マシュハドでイラン勢と団体戦で2試合を行う。日本協会が学生王者を多く抱える日大を指名した。

 当時、英国留学経験がある八田一朗会長は海外で恥をかかぬよう、選手に常にジェントルマンであることを求めた。テーブルマナーを学び、遠征は移動中もずっとスーツ、ネクタイ着用が義務付けられた。しかし学生はスーツなど持っていない。我々は全員詰め襟の黒い学生服で臨んだ。イランで学ランは不思議な目で見られたものだ。

 国際大会には日本、イラン、ソ連など強国が参加した。レスリングが国技とあって、現地は大熱狂。会場には観客が押し寄せ、熱気ムンムン。満員で入れず、窓までよじ登って見る人も大勢いた。

 国際大会はまったくのド素人と言っていい私だが、バンタム(57キロ)級1、2、3回戦はイラン選手をやっつけた。決勝は3者リーグ。私とアリ・アリエフ、エイディン・イブラギモフのソ連勢2人だ。アリエフはフライ(52キロ)級で3度世界を制し、イブラギモフはバンタム級の前年世界王者。まさにド素人対ビッグネーム。こちらは失うものは何もない。イブラギモフと引き分け、アリエフには判定勝ちした。特にアリエフは日本人にめっぽう強かったので、無名の日本の学生相手に負けるとは誰も思わなかったはずだ。


あわせて読みたい

気になるキーワード

東スポWebの記事をもっと見る 2019年8月8日のスポーツ総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

次に読みたい関連記事「東京五輪」のニュース

次に読みたい関連記事「東京五輪」のニュースをもっと見る

次に読みたい関連記事「五輪」のニュース

次に読みたい関連記事「五輪」のニュースをもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

スポーツ総合ニュースアクセスランキング

スポーツ総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

スポーツの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

試合結果、選手の裏話、ゴシップ、注目のスポーツイベント情報などスポーツ好き情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら