【海外競馬】豪州のC・ウォーラー調教師 史上最多GI年間18勝の金字塔

【TPC秋山響の海外競馬解析】7月31日をもってオーストラリア競馬の2018/19年シーズンが閉幕。今回は各種統計を中心に振り返りたい。

 種牡馬部門ではスニッツェル(17歳=父リダウツチョイス)が3季連続の首位種牡馬に輝いたことが大きなトピック。昨季、自身がマークした豪最多収得賞金記録は更新できなかったが、芝レースとしては世界最高賞金(総賞金1300万豪ドル=約9億3000万円)を誇るジ・エベレストを勝ったレッドゼルなどを擁して、1999/00年から6連覇した祖父デインヒル以来となる3連覇を果たした。

 調教師部門に話を転じると、何といってもニューサウスウェールズ州のメトロポリタン(主要競馬)でぶっちぎりの成績(2位に73勝もの差をつける173勝)で9季連続9度目の首位に輝いたC・ウォーラー調教師の活躍が素晴らしかった。ウィンクスで制したコックスプレートやクイーンエリザベスSなどを含むGI・18勝は豪史上最多記録。勝利の数だけでなく、中身も非常に濃いシーズンだった。

 一方、残念だったのはビクトリア州のメトロポリタンで5季連続5度首位に輝いていたD・ウィアー調教師が今年2月に馬に電気ショックを与える機器を所持していたことで4年間の資格停止処分を受けたこと。競馬にとっては大きなイメージダウンとなってしまったことは否めない。

 なお、ウィアー調教師は数字上(勝ち鞍順)はそのまま最後までトップを守ったが、タイトルの資格なしとされて、首位には認定されなかった。2位だったデイヴィッド・ヘイズと、その息子のベン、そしておいのT・デイバーニッグのチーム(共同名義。オーストラリアでは可能)がタイトルを獲得した。

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