【柔道世界選手権】渡名喜風南 ビロディド追い詰めるも一歩及ばず

【柔道世界選手権】渡名喜風南 ビロディド追い詰めるも一歩及ばず
ビロディド(右)に敗れ準優勝に終わった渡名喜

 柔道の世界選手権は25日、東京・日本武道館で開幕し、女子48キロ級で渡名喜風南(24=パーク24)が全試合一本勝ちで決勝まで進出したが、「美しすぎる柔道家」として話題のダリア・ビロディド(18=ウクライナ)に2年連続で敗れ、準優勝に終わった。

 完敗だった昨年の決勝以来の対戦。今までとは違って、ビロディドを指導2でギリギリまで追い詰めたが、最後は優勢負けを喫した。渡名喜は「負けてしまったのは自分の責任。昨年よりはいい内容だったが、投げられたのは自分のミス」と反省する一方で「来年は絶対に勝ちたい」と、東京五輪でのリベンジを誓った。増地克之監督(48)も「来年が非常に楽しみになった」と五輪王者へ向け、渡名喜の成長に手応えを感じた様子だった。

 男子60キロ級は高藤直寿(26=パーク24)、永山竜樹(23=了徳寺大職)の世界の2強が外国人選手に敗れ、3位決定戦という思わぬ形で激突。永山が高藤を残り1秒で逆転し、3位に滑り込んだ。

 永山は終了間際での逆転勝利に「逆転は無理だと思ったが、どうせなら気合でいこうと思った」とライバル相手に意地を見せた。現在、2人は東京五輪の出場枠を争っている。高藤は「残り5秒で油断をしてしまった」と悔しさをにじませたが、永山が準決勝で散ったことにも触れ「永山が金メダルを取らなくてよかった」と本音を漏らした。この日の結果で、代表争いの激しさが増したことは間違いないだけに、今後の2人の戦いぶりから目が離せなくなりそうだ。

 2日目は史上初の“きょうだいV2”がかかる男子66キロ級の兄・阿部一二三(22=日体大)と女子52キロ級の妹・阿部詩(19=日体大)が出場する。

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