【柔道世界選手権】石井慧が総括 V逸男子100キロ級は女子78キロ超級王者・素根選手を見習え

【柔道世界選手権】石井慧が総括 V逸男子100キロ級は女子78キロ超級王者・素根選手を見習え
素根は78キロ超級決勝で巨体のオルティス(キューバ)(右)を攻めまくった

 1日に閉幕した東京五輪プレ大会の柔道世界選手権(東京)で日本の個人戦金メダル獲得数は4個(男子2、女子2)。昨年のバクー大会から3個減となった。なかでも伝統の男子最重量級はまたまたV逸。この現状を北京五輪男子100キロ超級金メダルのMMAファイター、石井慧(32)はどう見ているのか。

100キロ超級は2008年北京五輪で石井が優勝して以来、頂点から遠ざかっている。今大会では原沢久喜(27=百五銀行)が決勝でリオ五輪100キロ級覇者ルカシュ・クルパレク(28=チェコ)に、延長戦の末に指導3つを取られて反則負けを喫し銀メダルだった。

 石井は原沢に「彼としては頑張ったと思いますよ」とねぎらいの言葉を送った上で「これは原沢選手だけではなくて(小川)雄勢君とか100キロ超級の選手全員に言いたいのですが、ぜひ、女子78キロ超級王者の素根輝(19=環太平洋大)選手の研究をしてほしいんです」と力説する。

 素根は身長163センチと重量級では小柄ながら、並み居る強敵を打ち倒し優勝した。「決勝で反則勝ちをもぎ取ったように『絶対に勝つんだ』という気持ちの強さがありましたよね。それに小柄でも組み手が丁寧で自分より大きい相手に勝つ方法を持ってますよね。まだまだ成長過程でしょうけど、東京五輪でも金確定じゃないかな」と分析。その上でこう提言した。
「100キロ超級の選手は国内では体格にものを言わせられるから、組み手がそこまでうまくない選手が多いんですよ。でも、自分より大きな相手と戦うことが多くなる国際大会では組み手が重要。そういった点で素根選手の戦い方は参考になるんです。体の柔らかさとかで男女の違いはありますが、強くなるシステムとか周囲のサポート、集中力のつくり方も含めて分析してみては」


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