稲垣吾郎主演「ばるぼら」東京国際映画祭のコンペティション部門に選出

稲垣吾郎主演「ばるぼら」東京国際映画祭のコンペティション部門に選出
映画「ばるぼら」日本語/英語:(c)Barbara Film Committee

 10月28日に開幕する「第32回 東京国際映画祭(TIFF)」のコンペティション部門に邦画から足立紳監督の「喜劇 愛妻物語」(濱田岳水川あさみ出演)と手塚眞監督作品の「ばるぼら」(稲垣吾郎二階堂ふみ出演)の2作品が選出されたことが18日、分かった。

 映画「喜劇 愛妻物語」は、足立監督自身初の自伝的小説を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化を果たした。「ばるぼら」は昨年選出の「半世界」に続き、稲垣の2年連続の主演映画として選出。手塚治虫原作の本作は、実子である手塚眞監督が実写化した。両監督が喜びのコメントを寄せた。

 ★足立紳監督のコメント=この映画に出てくる柳田夫妻は、他人から見ればなぜ一緒に居続けるのか理解に苦しむような夫婦かもしれない。別れればいいのにと思われるかもしれない。罵り合いながら無理矢理一緒に居続けているような未熟な夫婦だ。でもそんな未熟な夫婦の無理矢理な絆というのも、もしかしたら強靭な絆なのかもしれない。夫婦という一対一の面倒くさい人間関係を諦めず、しつこく幸せになることを追い求める彼らの姿は滑稽で生命力に溢れていて、映画で描きたいと思った。そして近頃の日本の社会は未熟で不完全な人たちに不寛容すぎるから、許すことはもちろんのこと、許してもらおうとすることも大切だとこの夫婦を通して描きたかった。

★手塚眞監督のコメント=第32回東京国際映画祭に参加できることを光栄に思います。手塚治虫生誕90周年に念願の作品を映画化できたのは、まさに芸術の女神(ミューズ)が微笑んでくれた奇跡です。「ばるぼら」は手塚治虫の異色作と言われていますが、ぼくにはストライク・ゾーン。一筋縄ではいかない悪魔主義的な物語は、麗しい稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの身体を張った競演にクリストファー・ドイルさんの美学が絡まり合って、魅惑的な夢に変容しました。アートとエンターテインメントの境界を揺らぎつつ、その融合を目指した映画です。耽美的な愛と狂気の寓話をどうぞ味わってください。

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