W杯開幕に命かけたラガーマン アジア初開催「奥大使が言いだしっぺ」

W杯開幕に命かけたラガーマン アジア初開催「奥大使が言いだしっぺ」
早稲田優勝後に行われた奥克彦大使の追悼会であいさつする清宮克幸監督(当時=2003年12月)

 ラグビー界万感の9・20――。アジア初開催のW杯日本大会がついに開幕の日を迎えた。2009年7月28日、世界が楕円球後進国を祭典の地に選んでから10年。招致のアイデアが動き始めてからは十数年が過ぎた。この間、夢の実現に走りながら、歴史的な日を待たずして旅立った関係者も少なくない。鬼籍に入りし者たちの情熱もここに結実した。

 極東からのW杯招致はどのように始まり、動いていったのか。

「奥(克彦)さんが言いだしっぺ。日本でW杯ができるんじゃないかと」

 7月に都内で開かれたシンポジウムでそう語ったのは、日本ラグビー協会の清宮克幸副会長。早大ラグビー部の先輩で親交の深い奥氏からその構想を聞いたのは2002年の1月だったという。

 奥氏は外交官になるため中途退部し、目的をかなえると各国大使館などに勤務。ラグビーへの情熱も変わらず、英仏や南半球3か国で回るW杯を日本に呼ぶことに情熱を燃やした。早大ラグビー部に在籍した森喜朗元首相(元日本協会会長)にも熱い思いを伝えた。

 W杯招致を考え、ラグビーの母国である英国に赴任を希望。在英大使館から戦後復興を図るイラクに派遣されていた03年11月、武装勢力の襲撃に倒れ45歳で殉職。大使となった奥氏をしのぶラグビー大会が日英で行われており、今年も18~23日の日程で都内で開催されている。

 芽生えたアイデアは03年11月、世界にぶつけられる。W杯オーストラリア大会。当時、日本協会会長の町井徹郎氏が国際ラグビーボード(IRB=現ワールドラグビー)のシド・ミラー会長(当時、以下同)に、決勝戦の場で日本招致の意向を伝えた。


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