
【スプリンターズS(日曜=29日、中山芝外1200メートル)東西記者徹底討論】秋のGI開幕戦は中山競馬場で行われる第53回スプリンターズS。春の高松宮記念馬ミスターメロディが前哨戦で敗れる一方、タワーオブロンドンなど新興勢力の台頭で実に難解な一戦となった。東の「独創」荒井、西の「分析官」岡崎はどのような結論を導き出すのか?
岡崎翔(大阪スポーツ):何か先週あたりから急に涼しくなりましたね。
荒井敏彦(東京スポーツ):まだ暑い時もあるけど、調教時間中は最低気温が20度を割るのが普通になってきたもんな。
岡崎:いくつになっても夏の終わりは何だか寂しいですねえ。
荒井:そうか? それはお前の個人的な事情なんじゃねえの。
岡崎:確かに今年の夏もこれといった出来事はなかったし、馬券もずっと当たってない。寒暖差にやられて体調を崩し気味ではありますが…。
荒井:完全にオマエ個人の理由じゃねーか! これ以上近づくな! 嫌なオーラが伝染する。
岡崎:えらい言われようだな。もう本題に入りましょう。
荒井:うん。秋のスプリント王決定戦スプリンターズSだな。
岡崎:今年はサマースプリントシリーズが盛り上がったし、その流れでいいメンバーが揃いました。
荒井:桜花賞馬グランアレグリアやマイルCS勝ちのステルヴィオの回避は残念だけどな。
岡崎:純粋なスプリンターではないその2頭が、どういうレースをするのか興味深かったんですけどね。