息子事情聴取で“玉ねぎ男”捜査秒読み 裏に韓国親北派の内ゲバ

 韓国の文在寅大統領(66)の最側近で、法相に就任したばかりの疑惑に満ちた“玉ねぎ男”ことチョ・グク氏(54)を巡る新たな疑惑で25日、韓国メディアはソウル中央地検がチョ氏の息子を24日に事情聴取したと報じた。チョ氏本人に捜査の手が及ぶのも秒読み段階で、専門家は背後に潜む北朝鮮と複雑な左派勢力の権力闘争事情を指摘した。

 チョ氏の20代の息子は偽造されたインターンシップ証明書の発給を受け、大学院の入試に活用した疑いがもたれている。チョ氏の周辺では、娘の大学不正入学疑惑で妻が在宅起訴、娘が事情聴取され、親族による私募ファンドの背任、横領容疑では、親戚の男が既に逮捕されている。検察の本丸はソウ氏本人とみられ、王手がかかったともいえる。

 元韓国国防省北朝鮮分析官で、拓殖大学主任研究員の高永チョル氏は、検察当局トップで捜査の指揮を執る尹錫悦検事総長が強硬に動いている事情をこう指摘する。

「尹検事総長はチョ氏に相当な不平不満を持っています。韓国の法曹界は軍部以上に年功序列社会。チョ氏は尹氏より4つも年下で、さらに司法試験にも合格していない。そんな人がトップの法相に任命され“検察改革”なんて言ってることに尹氏以下、検事たちは猛反発しています。またここまで捜査の手を伸ばしている以上、チョ氏本人の逮捕まで行かなければ、逆に自分たちの身が危なくなる。検察は命がけで捜査している」

 チョ氏の疑惑が深まれば深まるほど文政権の支持率は下落し、来年4月の総選挙まで持つかどうかも怪しい状況になっている。チョ氏の疑惑を契機に事態が文政権の倒閣運動に発展した背景には韓国の左派勢力内での権力闘争も原因にあるという。


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