広島・緒方監督「来季はペナント奪還」は続投宣言なのか

広島・緒方監督「来季はペナント奪還」は続投宣言なのか
最終戦セレモニーでファンに頭を下げる緒方監督

 続投宣言か、それとも――。3位の広島は今季最終戦となった中日戦(マツダ)に1―4で敗れ、自力でCS進出の可能性が消滅。4位の阪神が残り3試合に全勝すれば順位が入れ替わるため、他力本願で吉報を待つ状況となった。試合後、緒方孝市監督(50)は「期待に応えられなかったことは監督の責任」とファンに謝罪。その上で、来季の巻き返しを誓った。

 必勝を期して臨んだ試合は皮肉な展開となった。ベンチに大瀬良ら先発4投手を控えさせる“総力戦”の陣容を敷いたが、結果的に勝敗の分岐点となったのは、継投のタイミング。1点を追う5回、無死から松山、メヒアの連打で一、三塁の絶好機をつかんだ。三好が三振に倒れて次打者は石原、投手のジョンソンと続く場面。ベンチは迷った末、続投を選択した。

 石原の打席で小笠原の暴投により同点としたが、なおも二死二塁で続くジョンソンはそのまま打席に立たせ、遊ゴロに打ち取られて勝ち越しはならず…。7回二死から木下拓に勝ち越し打を許しても「信頼を考えて」(佐々岡投手コーチ)続投を選択し、右の代打・堂上に痛恨の2ランを被弾。ここで床田にスイッチしたが、時すでに遅しだった。

 中日の強力なブルペン陣に押し切られ、自力CS進出を決められず、70勝70敗3分の勝率5割でフィニッシュ。試合後のセレモニーでは一部ファンからの厳しい声も飛ぶ中、緒方監督が「最終戦で勝てず、順位を確定できなかったのは申し訳ない」と頭を下げた。その上で「来シーズンは、ペナントを奪還できるよう、チーム一丸となって頑張って参ります」と来季の覇権奪回を宣言した。

 来季指揮への意欲を示すようにも聞こえる発言。ただ、その後の会見で改めて問われた緒方監督は「まだ終わってないから」と真意は語らず。球団幹部も「全てが終わってから。(来季へ向けた発言は)チームの代表者としてだから」と去就に関する明言は避けたが…。

 トラの結果次第となったCS進出の行方と併せ、ペナントを逃した王者の身辺にも視線が集まっている。

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