井上尚弥 WBSS制覇後の分かれ道

井上尚弥 WBSS制覇後の分かれ道
井上はミット打ちを披露。WBSS制覇へ調整は順調だ

“モンスター”の決断は…。WBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が18日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。

 WBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と激突するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)まで3週間を切ったが、この日もミット打ちなどを行い、仕上がりは順調な様子だ。

 WBSS制覇後にはスーパーバンタム級に階級を上げ、4階級制覇を狙うといった声も上がっている。この点について井上は「まだ先の話。まずはこの試合に勝ってから決めたい」と含みを持たせた。モンスターの4階級制覇は当然ファンも期待している。夢が膨らむが、今回のWBSSで優勝してもWBCとWBOのバンタム級王座は手にできず“主要4団体制圧”は達成できない。階級を変えず、残ったベルトを手に入れるという選択肢があるのは確かだ。

 一方、ファンの間では元WBC同級王者の“問題児”ルイス・ネリ(24=メキシコ)との一戦を望む声もある。昨年3月の山中慎介戦で計量失格し、日本ボクシングコミッションから事実上の追放処分を受けたことは記憶に新しい。そのネリは、井上がWBSS準決勝で破ったエマヌエル・ロドリゲス(27=プエルトリコ)と11月に対戦する。ここで勝つと、WBSS決勝と同興行で行われる正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)VS暫定王者・井上拓真(23=大橋)のWBC王座統一戦の勝者と戦う道筋が描かれている。

 弟の拓真がWBC王座をかけてネリと戦う可能性もあるだけに、バンタム級戦線はWBSS後も白熱しそう。そうした状況で井上がどう判断するのか。こちらにも注目が集まりそうだ。

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