【新日本】高橋ヒロム 引退覚悟から1年4か月ぶりに電撃登場

【新日本】高橋ヒロム 引退覚悟から1年4か月ぶりに電撃登場
3日の大阪大会でヒロムは、オスプレイ(左)に挑戦を表明した

 新日プロレスの“タイムボム”高橋ヒロム(29)が4日、首の負傷による長期欠場の舞台裏を初告白した。前日3日の大阪大会で約1年4か月ぶりに電撃登場し、来年1月4日東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイ(26)への挑戦が決定。一時は引退も覚悟したというジュニアの実力者が、奇跡の復活を果たす。

 ヒロムは昨年7月7日の米サンフランシスコ大会でドラゴン・リーのドラゴンドライバーを受けた際に首を負傷。これまで詳細に関しての公式発表はなかったが、関係者の話を総合すると、第一頸椎を複数箇所骨折したことが欠場を長期化させたという。

 大阪大会から一夜明け、本紙の取材に応じたヒロムは骨折の事実を認めた上で負傷当日を振り返った。「技を受けた瞬間、めちゃめちゃな高熱が走って『これはもう、やったな』と。一瞬でいろいろなことが頭をよぎりました。これで引退なのかな、引退試合になっちゃうのかな。なら担架で運ばれて終わりは嫌だし、最後までやるしかないと思って。手足が動いたのでレフェリーに『やります』って伝えました」

 驚異の精神力で逆転勝利を収めて自分の足で花道を引き揚げたが、直後に体が動かなくなった。異国の病院で「プロレスができなくなったら何の仕事をすればいいんだろう」という不安な気持ちで3日間の絶対安静期間を過ごした。一歩間違えば命の危険さえあった。脊髄を損傷していれば競技復帰も絶望的だったが、幸いにも最悪の事態は免れた。

 今年7月に骨折が完治し、医師の許可を得て本格的な練習を再開。「欠場前よりもコンディションが良く、よりパワーアップして戻るのは最低条件です。復帰したらIWGPジュニアを狙うのは当然だし、自分、目立ちたがり屋なんで、一番目立てる場所のドームでって考えてました」と完全復活に向けて自信をのぞかせた。「いろいろな人に対して『待たせたな』って気持ちですね。もちろんドラゴン・リーに対しても。早くまたやろうよって思ってます」。導火線に火がついた時限爆弾は、爆発の日を今や遅しと待っている。

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