
【マイルCS】プリモシーン 名手ビュイック騎乗で期待される初戴冠のシナリオ
【マイルチャンピオンシップ(17日=日曜、京都芝外1600メートル)dodo馬券】日曜の京都競馬場では秋のマイル王決定戦・第36回マイルチャンピオンシップが行われる。下馬評では“ダノン”2頭(ダノンキングダムリー、ダノンプレミアム)が支持を集めそうだが、近4年の連対馬8頭中、実に7頭が外国人騎手という現実もある。そこで高配当至上主義の当欄が目をつけたのはプリモシーン。鞍上はいまや世界的名手となったビュイックだ。
「こちらの想像を超える素晴らしい好リード。彼なくしてはGI勝利はなかったかもしれません」
1年前をこう振り返ったのは木村調教師。3歳馬ながらマイルCSに果敢にチャレンジしたステルヴィオは、ビュイックの手綱に導かれてビッグタイトルを手中に収めた。それまでの後方待機から一転した好位追走策。昨今のマイルCSは追い込みが利きにくくなっているだけに、馬自身の機動力だけでなく、鞍上の手腕が必要不可欠なレースとなっている。
今年のメンバーに目を転じると、ムーア=アルアイン、スミヨン=ダイアトニック、マーフィー=ペルシアンナイト、ルメール=レイエンダあたりが“要注目人馬”となろうが、忘れてならないのが今春のGIヴィクトリアマイルでレコードVのノームコアにクビ差2着まで迫ったプリモシーン。木村厩舎としては昨年に引き続いてのビュイック騎乗で連覇を狙う。