
【マイルチャンピオンシップ(17日=日曜、京都芝外1600メートル)東西記者徹底討論】熟練の技か、若き才能か。第36回マイルチャンピオンシップを、先日のあの名勝負に重ね合わせた「両刀」山口&「分析官」岡崎。狙い馬は当然のごとく、ベテランの5歳馬と若き3歳馬に割れた。果たして最後に笑うのはどっちだ!?
岡崎翔(大阪スポーツ):井上VSドネアは手に汗握る一戦でしたね。
山口心平(東京スポーツ):やる前は井上の圧勝かと思ってたが、ドネアもさすがレジェンドと言われるベテランだわ。
岡崎:思った以上の苦戦に、井上は“底を見せた”という声もありますが…。
山口:そこは評価が分かれるところだな。オレは負傷しながらもタフに、そしてクレバーに戦った井上はさすがだと思うけど。どんなスーパースターでも若いころには敗戦、苦戦があるもの。“本物”と戦わないと分からないことも多いんだから、負けを恐れずに、どんどんトップの選手と戦い続けてほしい。
岡崎:いいこと言いますね。
山口:われわれも外れを恐れずに、信念を持った思い切った予想を…って、つなげようと思ったのに。オレよりも若いオマエが◎ダノンキングリー、○ダノンプレミアムとは…。当てに行き過ぎだろ。
岡崎:信念を持って分析した結果ですから。
山口:まあ、ダノンキングリーはGI未勝利とはいえ、毎日王冠の勝ちっぷりだけで“本物”ということは十分に分かったからな。
岡崎:天皇賞・秋で3着に粘り込んだアエロリット、安田記念の覇者インディチャンプを難なく差し切りましたからね。瞬発力は世代屈指。古馬の壁も何ら問題ありませんでした。