“年収1億円”の国母被告 保証金たった300万円で保釈

 国際郵便で大麻を密輸した大麻取締法違反罪などで起訴されたバンクーバー五輪日本代表でプロスノーボーダーの国母和宏被告(31)が3日午後4時すぎ、東京湾岸署から保釈された。保釈保証金は300万円。

 昨年12月に米国から大麻製品を密輸したとして先月6日、「マトリ」こと厚生労働省麻薬取締部に出頭し逮捕された国母被告。同27日に起訴された。密輸したのは「大麻ワックス」と呼ばれる大麻成分が濃縮された加工製品。通常の乾燥大麻が1グラムでおよそ4000~5000円で取引されるのに対し、大麻ワックスは1グラム1万円を優に超える。しかもそれを約57グラムも密輸していた。

 認否について、捜査関係者によると「大麻を米国から密輸したことに関しては認めている」。営利目的に関しては不明だが、同関係者は「押収した57グラムの大麻ワックスは使用回数にして100回以上分。自己使用とは考えにくい」と指摘する。

 国母被告を入り口にした“大麻汚染”の実態も明らかになりつつある。同被告は密輸した大麻の送り先を自分ではない第三者に設定。その後の調べで、送り先は知人のプロスノーボーダー・戸田聖輝被告(30)であったことが判明した。戸田被告は10月に逮捕され、先月15日に保釈されている。

「国母被告が仕入れ、戸田被告が売りさばく役割を担っていた可能性がある。スノーボーダーの世界で大麻が蔓延している恐れもある」(別の捜査関係者)

 もう一つ、意外だったのは保釈金額だ。国母被告はプロスノーボーダーとして数社のスポンサーが付き、年収は1億円近いと言われていたが…。

「営利目的密輸は重罪で、初犯でも一発実刑の可能性がある。そうなると、裁判所は逃亡を防ぐため、それなりの保釈金額を設定するが、それが300万円というのは拍子抜け。年収1億円説は盛られた話で、実際はさほどでもないのでは?」(テレビ関係者)

 本業がプッシャー(売人)で、副業がプロスノーボーダーだったのか――。

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2019年12月3日のスポーツ総合記事

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