立民と国民の合流難航で「元凶」の声 いまだ暗躍し続ける両党の裏ボス

 永田町で“剛腕”と呼ばれた国民民主党小沢一郎衆院議員(77)が、立憲民主党との合流協議の難航を巡って「因縁の仇敵に怒り心頭だ」と話題を集めている。小沢氏の敵とは?

 小沢氏は元日恒例となっている都内私邸で行った新年会のあいさつで、立民と国民の合流は20日召集の通常国会前に合意が必要との強い認識を示していた。最終決着が見込まれた10日の枝野幸男代表と玉木雄一郎代表との党首会談でも結論は先送り。緊急会見を開いた小沢氏は「両党の合意が得られなかったこと、不調に終わったことはとても残念だ」と肩を落とした。

 国民は、立民との合流難航を受けて19日に都内のホテルで予定した「国民民主党2020年度定期党大会」に関し「(立民との)政党間協議を踏まえた党内議論、意見集約を終えた段階での開催が妥当だと判断した」という理由で異例の延期を発表している。

「玉木氏は年内に行われるとみられる衆院選で、小沢氏の力を借りて野党の一本化を実現したい意向があった。立民内の一部は“小沢アレルギー”を警戒したが、党勢回復のためならというムードでした。小沢氏は“決裂”に苦虫をかみ潰した心境です」(小沢氏に近い関係者)

 小沢氏は立民との合流が実現すれば、総選挙になっても自民党を撃破し、政権交代が実現できると公言してきたが、最後の最後に大きな壁となっているのが旧民主党政権で仇敵と呼ばれた現立民の菅直人首相だったという。

 野党関係者は「枝野、玉木両氏は合流に前向きな議論を続けた。しかし枝野氏は話を党に持ち帰ると、菅氏に『選挙で小沢に往年の剛腕を振るわせるのか!』と言われてしまった。小沢氏は合流交渉が“決裂”した背景に菅氏の顔が浮かんだはず。両氏が黒幕のようでは合流は難しい…」と話している。いまだ小沢氏や菅氏が暗躍する両党。合流してもかつての民主党に回帰するだけなのか。

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