犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏 AI導入進む現代社会に警鐘「統計や分析以外は人の力が必要」

犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏 AI導入進む現代社会に警鐘「統計や分析以外は人の力が必要」
公開直前の特別講義を行った小川泰平氏

 元警察官で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏(59)が15日、東京都内の日本大学文理学部で行われた映画「リチャード・ジュエル」の公開直前特別講義・ティーチインイベントに登場した。

 クリント・イーストウッド監督の最新作「リチャード・ジュエル」は、1996年に米国・アトランタで実際に起きた爆破事件を元にした作品。爆発物を発見して多くの人命を救ったにもかかわらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた警備員を描いた物語だ。

 映画を見た小川氏は「捜査機関だけに問題があるわけでもなく、メディアだけに問題があるわけでもない。この映画を見て、(同じような事件が)現実にあってもおかしくない、日本で起きても違和感がないと感じた。しかも私は両方の立場にいて、どちらかというと今は元刑事なので、一般の記者に負けたくないという思いから結構ゴリゴリ取材をする。そういったところも含めると、記者の気持ちもわかるし警察の気持ちもわかる」と述べた。

 また、IT化に伴い、AI(人工知能)の導入が進む現代社会について「犯罪心理学や、新聞、法律の面は人がやるべきものの一つだと思っている。統計や分析はAIがやってくれるが、それ以外の部分では、やはり人の力が必要かなと思う」と言及した。

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