【大相撲初場所】正代 大食い動画でネガティブから脱却

【大相撲初場所】正代 大食い動画でネガティブから脱却
正代は大栄翔(右)の攻めにも粘って押し出した
       

 ネガティブから脱却!? 大相撲初場所(東京・両国国技館)で幕内正代(28=時津風)が絶好調だ。11日目(22日)には新小結大栄翔(26=追手風)を撃破。相手のノド輪に何度ものけ反りながら、最後は前へ出て押し出した。11日目の2桁10勝到達は自己最速。幕内徳勝龍(33=木瀬)とともに1敗を守り、優勝争いの先頭を走っている。

 ファンの間では心配性で後ろ向きな発言が多い“ネガティブ力士”としても知られる。自らの性格を熟知するだけに、土俵を離れれば相撲のことは考えないと決めている。正代は「考えちゃうので、寝るギリギリまでケータイを触っています。ユーチューブで大食いの動画とかを見て『うまそうだな』って。腹が減ってくる(苦笑い)」。

 正代が本場所で白星を挙げた日には、地元の熊本・宇土市で花火が打ち上げられるが「ありがたいですけど、結構おカネがかかっているみたいなので…」と真顔で費用の心配をしているほどだ。快進撃が続く土俵にも「全体的に長く感じる。今までで一番長いかも。『まだ、あと何日』とか」と口から出てくるのはボヤキ節…。それでも白星を並べて気分が悪いはずはない。「一日一番。15日間、取り切るだけ」と表情を引き締めた。

 これまで伸び悩んでいたとはいえ、もともとは史上2位タイの所要17場所で新関脇に駆け上がった実力者。東農大では学生横綱にも輝いた。初場所は過去4年連続で初優勝力士が誕生している(琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心、玉鷲)。正代が優勝を果たせば、熊本県勢では初めての快挙だ。

 東京五輪の聖火ランナーにも選ばれた郷土の星は、前向きのまま賜杯をたぐり寄せることができるのか。

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2020年1月23日のスポーツ総合記事

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