売春あっせんや常習賭博、盗撮動画共有、薬物、警察との癒着、脱税…とこの1年“疑惑のデパート”状態だったのは、人気韓流グループ「BIGBANG」元メンバーのV.I(29)だ。
しかし昨年5月の韓国警察に続き先日、検察も身柄拘束に失敗した。ただ事件関係者の芸能人や警官らは、この1年で続々と逮捕や起訴、裁判となっている。芸能界引退に追い込まれたV.Iだが、捕まらないから完全潔白というわけではないだろう。
一連の事件は、V.Iが出資したクラブ「バーニング・サン」で一昨年秋に起きた暴行沙汰の被害者が、同クラブでレイプドラッグGHB(通称ムルポン)を使った性暴行が蔓延しているなどと昨年1月に暴露したのがキッカケ。そのクラブは翌2月には閉鎖となったが、一連の事件は店名を取って「バーニング・サン事件」と呼ばれるようになった。
同クラブは一昨年2月、韓国ソウルのセレブエリア・江南にある5つ星ホテル「ル メリディアン・ソウル」の地下にオープン。当初から「V.Iがやってるクラブ」というのが売りで、客も多く、地元関係者によれば「宿泊客からは『音がうるさい』と苦情が多かった」という。
いわゆる普通のクラブとは違った。聞けば「踊るところがあって、ショーもやるんだけど、店内は迷路のような造りでVIP個室もあった。そこに女性客やゲイの客がホストを呼び『ホッパ(ホストバーの略。ホストクラブの意)』のような使い方もできた。ゲイのホストや、トランスジェンダーのきれいな子もいっぱいいた」。