「鉄旅オブザイヤー」グランプリの意外 “逆転の発想”トンネルを歩く旅

「鉄旅オブザイヤー」グランプリの意外 “逆転の発想”トンネルを歩く旅
先日行われた「第9回 鉄旅オブザイヤー」

 鉄道旅も大きく進化した!「第9回 鉄旅オブザイヤー」の発表・授賞式が先日、さいたま市の鉄道博物館で開催された。同アワードは2018年11月から19年10月にかけて、実際に販売し催行された「鉄旅」の中から、特に企画性やオリジナリティーの高い、優れた「作品(企画)」を表彰するもの。

 審査は「企画性」「オリジナリティー」「鉄道力」「コストパフォーマンス」「非鉄誘引力(非鉄道ファンにとっての旅自体の魅力度)」「ベストセールス」と6項目にわたる。

 そうしたなか、グランプリに輝いた企画「超低速スノータートル『ナイトタートル ~夜のトンネル探検~』」(北越急行株式会社)が何ともマニアック。列車の営業運転が終了した深夜に、普段なら入ることのできないトンネル内の線路、約2・2キロメートル(北越急行ほくほく線・美佐島駅~しんざ駅)を歩いて探検する、というものだ。

 司会を務めた鉄道好きフリーアナ久野知美(37)は「大手旅行会社が多い中、(第3セクター会社の受賞に)我々も応援したいと思います」。鉄道好き芸人として知られるお笑いコンビダーリンハニー」の吉川正洋(42)は「まさに逆転の発想ですね」と称賛した。

 最近の鉄旅には観光だけでなく「ふれあい」の要素も増えてきているという。久野は「旅を案内するスタッフさんも、名物スタッフと呼ばれる方が増えてきています。そのスタッフさんに会いにいらっしゃる方も多いんです」と明かす。各企画会社に、鉄道ファンもうなる企画を仕切る「名物企画担当者」も多いという。

 鉄道好きの芸能人・タモリや「中川家」礼二らが、テレビ番組で鉄道をアピールし、いわゆる“鉄ヲタ”が市民権を得たことで、面白い企画であれば、お客が付くようになってきたという。これからは自分で「面白鉄旅」を探すのも楽しそうだ。

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