【ノムさん追悼】野村ノート海外流出 伊勢孝夫氏が明かす秘話

【ノムさん追悼】野村ノート海外流出 伊勢孝夫氏が明かす秘話
1995年10月、日本シリーズ対策ミーティングで選手に訓示する野村監督。古田(前列左)、稲葉(同左から3人目)らはノートを手に参加

 プロ野球南海(現ソフトバンク)で戦後初の3冠王を獲得して捕手兼任監督を務め、ヤクルト、阪神、楽天でも指揮を執り3度の日本一に輝いた野村克也さんが11日午前3時半、虚血性心不全のため死去した。84歳だった。「月見草」「生涯一捕手」「ID野球」「再生工場」と多くのフレーズに彩られた野球人生。独特のボヤキ節で親しまれた「ノムさん」の訃報に接し、ヤクルト監督時代の打撃コーチで本紙評論家の伊勢孝夫氏が「野村ノート」の秘話を明かした。

 野村さんのID野球はまさに「目からウロコ」だった。野球というのはそこまで頭を使ってやらないといけないものなのかと…。

 ヤクルトの監督に就任し、1990年の米国・ユマでのキャンプ初日。ミーティングで野村さんは打撃コーチの私に「俺は現役時代にお前を抑えた記憶がない。どうやってヤマを張っていたんや」と言った。ヤマ張りとは読みを当てにいくこと。何も考えずに来た球を打っていた私は「ヤマを張ったことはないです」と答えるしかなかった。私が配球を読んで打っていると思っていたようで、その裏をかいたつもりが表になっただけ。それで南海戦ではよく打てていたのだろう。「お前というやつは…」とあきれさせてしまった。

 そこからホワイトボードに書かれる打者心理、バッテリー心理、配球の読み、備えの大切さを必死にメモした。ヤクルトの選手全員に手書きで書くようにさせた。弱者が格上に対応するにはデータが必要ということ。みんな真面目にやっていたが、長嶋一茂だけは漫画を描いていたような…。野村さんは後年に阪神でも「野村の考え」を伝えたが、印刷で冊子にしたもの。配布じゃなく、手書きで選手にやらせていたら覚えるし、結果は違っていたかもしれない。


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