44年前のドジャース傘下マイナー球団の原風景

【ネット裏・越智正典】メジャーリーグのキャンプ、オープン戦が始まった。評論家、監督時代に大リーガーたちのキャンプインの日に、何度も出会ったことがある星野仙一(故)が言っていた。

「日本は制服だけど彼らはそうじゃあーないんだ。一人ひとりが思い思いにオシャレをしてくるんだ。いいなあー」

 大リーガーたちがキャンプインする前に“一軍”に呼ばれていた3Aや2A級の選手のほとんどがもういない。這い上がって来い!と落とすのが教育であるらしい。

 ドジャース傘下の3A級、ニューメキシコ州のアルバカーキ・デュークスの球場はドライブイン席があるのでよく知られていた。
 1976年、訪れるとそうだったのかあー。外野は石ころだらけの荒れ地で、スタンドを作るのにはオカネがかかる。それでドライブインにしたのだ。観戦料は1台、1ドル50セント。コーラやハンバーガーの売店などはない。勝手に見て行ってくれ、といいたげにも思えた。

 私が訪れたその日はチームが連敗で帰って来た日だった。LAからファーム担当、シュワッピー副社長が飛んで来た。この日はSFジャイアンツ傘下のフェニックス戦である。

 副社長はクラブハウス(ロッカールーム)を点検。それから軽食というほどではないが、クラッカー、ピーナツ…など球団用意の試合中の“ツマミ”をじっと見て、年若いGM、ウィリー・サンチェスを呼んだ。

「この2種類のチョコレートは糖分が多い。出してはいけません」
 サンチェスは一日に2時間だけ着用する選手と同じ、赤い帽子を脱いだ。脱ぐと、フロントの仕事に戻るのだ。シュワッピーは全選手をベンチに集めた。


あわせて読みたい

東スポWebの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

野球ニュースアクセスランキング

野球ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2020年3月7日の野球記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

プロ野球、MLB、日本代表、甲子園や人気の野球選手など野球にまつわる情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。