
【なでしこリーグ歴代最182点 大野忍 ひとりごと】サッカー女子のなでしこジャパンは東京五輪を前に絶体絶命のピンチに陥っている。米国で開催された国際親善大会で3連敗。そんな現状に「もう黙っていられない」と声を上げたのが、2011年ドイツW杯優勝メンバーで2月に引退したFW大野忍氏(36)だ。今回、本紙評論家に就任した天才ドリブラーが舌鋒鋭く、なでしこジャパンが抱える問題点と立て直しに向けた大胆プランを披露した。
今回、ご縁があって評論家を務めさせていただくことになりました大野忍です。東スポさんは女子サッカーを大きく扱ってくれて何度か拝見させていただいてました。そこで仕事をさせていただけるのは光栄ですし、私なりの視点でさまざまなことを語らせてもらえたらと思います。
こうした解説、評論の仕事は初めてなので、先日、大先輩の澤穂希さん(41)にも相談させていただいたんです。ある程度かしこまった感じのほうがいいのか、と。そうしたら「そんなのはシノ(大野)じゃない」って。なので、私は誰に遠慮することなく、言いたいことを言うことにします。タイトルは「ひとりごと」とゆる~い感じでいきます。たまに言葉が悪くなるかもしれませんが、それも私ということで許してください。
それにしても今のなでしこジャパン、いったいどうしちゃったのか。3連敗に終わったシービリーブスカップを見ましたが、結果以上に内容がひどすぎる。みんな何をやりたいの? 勝とうという気持ちがまるで伝わってこない。悲しいとか情けないという感情は通り越し「本当にヤバイ」としか思えませんでした。