ONに三原、川上…サインに込められた思い

ONに三原、川上…サインに込められた思い
子供たちにサインする長嶋(72年7月)

【越智正典 ネット裏】プロ野球開幕が延期となっている。オープン戦が無観客試合など折りが折りなので、ファンに監督、コーチ、選手たちのサインがうれしいときになるとよいのですが…。

 昭和62年、アリゾナ州立大学、アトランタ・ブレーブスの強打者、ヤクルト・スワローズ入団のボブ・ホーナー(在団1年、99安打、打率3割2分7厘、本塁打31、打点73)は、神宮球場のヤクルトのクラブハウスから出て来たその日、クラブハウスの前にサインが欲しくて群がっていたファンのなかでいちばんちいさな少年を見付けると、サインをするかわりに抱き上げた。少年はそのあたたかさが忘れられないで、いまは介護の仕事をしているが、その日からずぅーと、ヤクルト勝て! と応援している。

 昔、巨人軍の若い選手は、例えば母校の先生からサインを頼まれると、それは大変だった。自分でサインをして“先生、お世話になりました。ありがとうございました”と、贈ることはできなかった。寄せ書きの時代だったのだ。

 いちばんはじめに監督にサインをして貰わなければならない。それからチームのなかにある厳然とした実力者の序列に従って書いて貰わなければならなかった。先生にとどけるには何日もかかった。ペナントレースの試合日程によっては、はやくても半月はかかった。

 一人書きになったのは昭和33年に入団した長嶋茂雄からである。あの空前の人気。寄せ書きの時代を吹き飛ばした。長嶋が一気にペンを走らせると伊勢エビのように見えた。兜町で珍重された。エンギがいい。株価がハネ上がるというのだった。


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