医師が解説するコロナ禍での感染リスクを避ける「安全な人助け法」

 コロナ禍のせいで、善意の人助けもできない時代になったのか。

 警察庁によると、20日までの約1か月間で、路上や自宅などで体調が急変して死亡した変死事案で、死後に新型コロナウイルス陽性と判明したケースが全国で11件あった。東京都が最多の6件だった。

 今月9日、東京・北千住駅近くの路上で60代男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡。死因を調べる過程で肺炎の疑いがあったことから、死後にPCR検査をしたところ、コロナ感染が確認された。

 医療機関を受診せず、容体が急変し、死亡する例は、1人暮らしでも確認されている。

 神奈川・川崎市では1人暮らしの40代男性が19日に母親に電話で息苦しさを訴え、母親が訪ねると男性は室内で倒れており、搬送先の病院で死亡。その後のPCR検査でコロナ陽性が判明した。

 3月には名古屋市内で1人暮らしだった80代男性が死後、コロナ陽性と判明するなど、同様の悲劇が全国に広がっている。

 ある医師は「救急車を呼ぶ場合も発熱や症状を必ず伝えてもらい、救急隊員や病院側が準備を整えられるようにしているが、本人に自覚がないまま搬送された場合、感染拡大の恐れがある。1人暮らしの人は症状が出た段階で、悪化した場合に備え緊急時の連絡役を頼める人を決めておいた方がいい」と語る。
 老若男女にかかわらず、1人暮らしで発熱した場合、こまめに家族や友人、職場などと連絡を取り合い、緊急時の連絡先を持っておくなど、万一に備えておくべきだという。

 冒頭の路上で倒れた男性のようなケースが増えれば、安易に人助けもできない状況だ。

「倒れている人の意識がある場合は、熱や症状を聞いたうえで手助けすれば感染リスクは減る。意識がない場合は、救命措置の知識がない人は、むやみに触らず119番する方がいいでしょう」と前出の医師は話している

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2020年4月21日のスポーツ総合記事

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