毎週末人ごみ湘南・鎌倉エリア悲鳴「本当に来ないでいただきたい」背景

 緊急事態宣言下で外出自粛が要請される中、毎週末、神奈川県の湘南・鎌倉エリアは車と人であふれていた。ゴールデンウイークはもっと人が増えそうな懸念があり、地元の自治体が22日、県に対して海岸の封鎖などの措置を求めた。

 実際、“しちゃいけない外出”の観光客が殺到することにより、地元の経済に多大な影響を与える可能性もある。

 神奈川県海水浴場組合連合会副会長で、由比ガ浜茶亭組合組合長の増田元秀氏はこう語る。

「今は大事な時期ですから、本当に来ないでいただきたいです。海水浴場の開設の申請ができるかどうかの瀬戸際で、コロナが終息するかどうかを見守っている時期です。地元の日本サーフィン連盟の鎌倉支部さんあたりも自粛要請をかけていますから、地元の人はほとんど海に出ていません。そんな時にすいているからと、よそから鎌倉の海にいらっしゃるのは本当に困ります」

 鎌倉市が海水浴場を開設するための許可、海の家の建築や営業の許認可権は神奈川県にある。増田氏は「感染拡大が続けば、県は海水浴場の開設を認めない可能性もあります。外部からの車の流入を止められないなら、車内から出られない環境をつくるしかありません。民間のパーキングにも協力金を支給する制度も必要になります」。

 しかし、駐車場閉鎖は事業主にとって難しい。ローン返済、人件費捻出、地代支払いのために、売り上げが立たないと資金繰りができなくなってしまうからだ。

「協力金の形で補償がなければ、簡単に駐車場閉鎖はできないです。海水浴場を開設する前の我々には、外部からいらした方に自粛を要請する権限もありません。行政にしっかりと対応していただきたいです」と増田氏。

 また、神奈川県議の飯野真毅氏は「現地調査を実施しましたが、神奈川県外ナンバーは3割ほどという印象。GWが晴天であった場合にはさらに増加が見込まれます。外出自粛が緩むとかえって外出自粛期間が長引き、感染拡大防止と経済活動どちらも成就できなくなります。今は一丸となってしのぐ時期です」と話している。

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